2011年2月
JMTRにおける$^{98}$Mo(n,$\gamma$)法による$^{99}$Moの製造計画
Proceedings of 1st Asian Symposium on Material Testing Reactors (ASMTR 2011)
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- 開始ページ
- 77
- 終了ページ
- 82
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
産業利用の拡大のため、JMTRでは(n,$\gamma$)中性子捕獲法による医療用診断薬$^{\rm 99m}$Tcの親核種である$^{99}$Moの製造を検討している。本方法は、核分裂法に比べコストが低く、廃棄物が少なく、取扱いが比較的簡単などのメリットがある。しかしながら、$^{99}$Moから抽出される$^{99m}$Tc溶液の放射能濃度が、核分裂法に比して低いという課題がある。本発表においては、メチルエチルケトン(MEK)を用いて$^{\rm 99m}$Tcを溶媒抽出,蒸発し、生理食塩水に溶解させることによって、$^{\rm 99m}$Tcの濃度を高めることが可能であることを述べる。