MISC

2013年8月

大腿骨ステム周囲骨折の治療経験

Hip Joint
  • 鈴木 勇人
  • ,
  • 宮坂 大
  • ,
  • 今井 教雄
  • ,
  • 田窪 良太
  • ,
  • 堀米 洋二
  • ,
  • 遠藤 直人
  • ,
  • 伊藤 知之
  • ,
  • 堂前 洋一郎

39
開始ページ
968
終了ページ
972
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本股関節学会

外科的治療を行った大腿骨ステム周囲骨折(PPF)について検討した。PPF症例14関節を対象とした。インプラントはセメントステム3関節、セメントレスステム11関節であった。観血的骨接合術が13関節で、1関節がワイアリングのみ、他12関節がロッキングプレートを使用した。大腿側の再置換術を行ったものは1関節であった。Type B1の10関節では全例にロッキングプレートを使用し、ほとんどの症例で骨移植せず骨癒合をえたが、術前に骨脆弱性と骨折部の粉砕が強い2関節は自家腓骨移植と同種骨移植を併用した。Type A-Lの1関節はワイアリングのみの内固定で骨癒合をえたが、その後ステムのゆるみのため術後2年で大腿側再置換術を追加した。Type B2の1関節はロングステムでの再置換術で骨癒合をえた。Type Cの2関節はロッキングプレートによる内固定が行われ骨癒合がえられた。

ID情報
  • ISSN : 0389-3634
  • 医中誌Web ID : 2014096814

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