2020年4月 - 2024年3月
歯肉癌悪性化における癌内線維芽細胞の役割の解明と治療への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究は難治性歯肉癌の転移再発に対して歯肉癌の間質に多く存在する癌内線維芽細胞 (carcinoma associated fibroblasts : CAFs)に注目している。個々の患者のがん組織を実験動物レベルで再現するモデルとして開発が進められている中、本研究でも歯肉癌悪性化の原因を解明し、今後の新規治療開発に役立てるために患者歯肉癌手術検体を用いたpatient-derived xenograft (PDX)モデルを樹立する。
2020年度に倫理申請が終了したため、本年度は多くの検体採取を目的としていた。
2021年度中に5名の歯肉癌の患者様から癌組織および健常組織の検体を採取することができた。また、癌組織をNOGマウスへの移植を行った。全症例でNOGマウスへの癌組織への生着が困難であったことから、2022年度はより多くの検体を採取することが必要であると考えている。
2020年度に倫理申請が終了したため、本年度は多くの検体採取を目的としていた。
2021年度中に5名の歯肉癌の患者様から癌組織および健常組織の検体を採取することができた。また、癌組織をNOGマウスへの移植を行った。全症例でNOGマウスへの癌組織への生着が困難であったことから、2022年度はより多くの検体を採取することが必要であると考えている。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K18680
- 体系的課題番号 : JP20K18680