MISC

2013年11月

FB-210UHβの3ヵ月間の使用による低分子量蛋白除去およびアルブミン漏出に関する検討

腎と透析
  • 加藤 敬三
  • 細島 康宏
  • 小池 真司
  • 大平 洋介
  • 樋口 大
  • 太刀川 倫子
  • 酒巻 裕一
  • 渡辺 資夫
  • 忰田 亮平
  • 斎藤 亮彦
  • 成田 一衛
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75
5
開始ページ
764
終了ページ
768
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)東京医学社

小分子物質からアルブミン領域までの溶質除去性能の向上を目的として開発されたFB-210UHβ(以下UHβ)を維持透析患者6名に使用し、その溶質除去特性について、既存の透析器PES-21Sα(以下Sα)と比較検討した。結果、小分子物質からβ2-MG領域までの溶質除去性能には有意差を認めなかった。α1-MGについては、除去量でUHβが136±38.1mg、Sαが81±32.0mg、クリアランスでUHβが10±1.1mL/min、Sαが4±0.7mL/minであり、UHβのほうが有意に高値であった。透析排液中アルブミン漏出量の1透析あたり平均値は、Sαの0.80±0.24gに対してUHβは3.43±0.87gと有意に高値であった。血清アルブミン値は、Sα使用時の4.12±0.16g/dLに対し、UHβでは使用開始1週後3.90±0.17g/dL、1ヵ月後3.78±0.12gと低下したが、その後はほとんど変化なく推移した。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2013&ichushi_jid=J00714&link_issn=&doc_id=20131203050025&doc_link_id=%2Faq9jintd%2F2013%2F007505%2F027%2F0764-0768%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Faq9jintd%2F2013%2F007505%2F027%2F0764-0768%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0385-2156
  • 医中誌Web ID : 2014120435

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