論文

2017年3月

深部静脈血栓症予防ケアプログラム導入後の患者の意識と予防行動

日本看護学会論文集: 急性期看護
  • 内田 多美
  • ,
  • 大谷 佳奈
  • ,
  • 二谷 恵
  • ,
  • 松田 ゆう子
  • ,
  • 有田 広美

47
開始ページ
67
終了ページ
70
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本看護学会

A病院B病棟整形外科に入院した下肢および脊椎手術患者(骨盤を含む)で、深部静脈血栓症(DVT)予防プログラムを実践できた患者19名(男性2名、女性17名、平均年齢71.0歳)を対象に、半構成的面接調査を実施した。人工膝および人工股関節を置換したのは13名、腰椎手術は2名、骨折等が4名であった。面接内容から逐語録を作成し、分析した結果、DVT予防ケアプログラムに対する意識と予防行動として、23のコード、16のサブカテゴリー、「理解しやすい」「自動運動の積極的な取り組み」「運動できない時がある」「DVT予防意識の高まり」「十分な痛みのコントロール」「水分の摂取と制限」の七つのカテゴリーが抽出された。DVT予防ケアプログラムを作成し、看護師が統一した関わりを実践した結果、対象者はDVTの理解と予防意識を持つことができ、さらに十分な痛みのコントロールがなされたことで自動運動の積極的な取り組みを実践していることが明らかになった。

ID情報
  • ISSN : 2188-6482
  • 医中誌Web ID : 2017146965

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