2012年
田んぼダムによる内水氾濫被害軽減効果の評価モデルの開発と適用
農業農村工学会論文集
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- 巻
- 68
- 号
- 282
- 開始ページ
- 15
- 終了ページ
- 24
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11408/jsidre.80.479
- 出版者・発行元
- The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
本研究では,田んぼダムの効果算定を目的に,農業主体の低平地における内水氾濫現象を適切に評価する新たなモデルを構築した.本モデルは,1)各土地利用からの流出量を計算する地目別流出モデル,2)排水路網の流れを計算する河川・排水路網モデル,3)氾濫水の伝播を計算する氾濫流モデルの3サブモデルで構成される.これらは相互に連動しており,それぞれのサブモデルの計算結果である水位が,互いの境界条件もしくは計算条件となる.本モデルは,浸水規模および浸水継続時間が計算できるうえ,「地形適合セル」の導入によって,低平地の地形的特徴を効果的かつ効率的に表現できる点に基本的特徴がある.構築したモデルを異なる地形的特徴をもつ田んぼダム取組実施2流域に適用し,モデルの妥当性を検証するとともに,田んぼダムの効果を検証した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11408/jsidre.80.479
- ISSN : 1882-2789
- CiNii Articles ID : 130004557893
- CiNii Books ID : AA12240517