MISC

2020年9月

加速器におけるMTCA普及に向けて

Proceedings of 17th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 田村 文彦
  • ,
  • 吉井 正人*
  • ,
  • 上窪田 紀彦*
  • ,
  • 高橋 博樹

開始ページ
68
終了ページ
72
記述言語
日本語
掲載種別

MTCA(マイクロTCA)は加速器における高度な制御の次世代プラットフォームとして期待されている。現在広く用いられているVMEよりも高速、大容量のデータ転送が可能なバックプレーンや、用途に応じた各種モジュールがホットスワップ可能であることによる高い保守性を誇る点などが、MTCAの利点として挙げられる。高エネルギー加速器研究機構の加速器において低電力高周波(ローレベルRF)制御への適用がなされたのちに、世界の多くの加速器においてMTCAは採用されるようになった。日本国内の加速器でのMTCAの広がりには時間を要しているのが実情であるが、最近になりJ-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)のローレベルRF制御などの大規模な採用事例も増えてきた。本発表では、J-PARC RCSでのローレベルRFでの適用を中心としたMTCAの採用事例を報告し、また、今後のMTCA普及のための取り組みについて報告を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069551

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