2020年2月
J-PARCの核破砕中性子源の近況
JPS Conference Proceedings (Internet)
- ,
- 巻
- 28
- 号
- 開始ページ
- 081003\_1
- 終了ページ
- 081003\_7
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7566/JPSCP.28.081003
大強度陽子加速器施設J-PARCの核破砕中性子源では、設計を見直した水銀ターゲット容器を使用して2017年10月から2018年7月までの間、500kWの陽子ビームで運転を行うとともに、1MW相当のビーム強度で1時間の運転も行った。このターゲット容器では、ビームが入射する尖頭部でのキャビテーション損傷を抑制する対策として微小気泡注入器を装備するとともに、尖頭部では流路幅2mmの狭隘流路に水銀流れを形成する形状を採用した。運転終了後の観察の結果、厚さ3mmの容器尖頭部の損傷は17.5$\mu$mより浅い程度に抑制できたことがわかった。
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- ID情報
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- DOI : 10.7566/JPSCP.28.081003
- ISSN : 2435-3892