2018年4月 - 2021年3月
全方位画像と画像認識を用いた屋外移動時における視覚障害者の為のデザイン
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
初年度では主に下記を実施した.
1.PCおよびスマートフォン端末において実時間にて物体検出可能なシステム開発:これについてはすでにSSDやYOLOといった物体検出手法を利用し,それらの開発基盤を整えることに注力した.学習に関わる人為的な作業プロセスを見直し,用意したデータセットをシームレスに学習させ,テストするためのフレームワーク開発を終えた.2.視覚障害者支援用途としてのデータセット設計及びテスト可能なデータセット構築:COCOやImagenet等の既存大規模データセットでは本研究開発には対応できないことがわかっていたため,自らそれらデータセット開発をスタートした.念密に議論した32クラスに対し,全体で20,000程度のアノテーションを行った.またヒューマンエラーやアノテーション効率を向上させるため,アノテーションツールキットも合わせて開発した.,3.短時間で効率的なアノテーション手法の開発:上記アノテーションや,実際の動作テストにおけるノウハウから必要なアノテーションに関して議論をし,従来のデータオーグメンテーションとは異なる手法で,短期間に大量のアノテーションデータを作成するためのフレームワークを開発した.本システムはスマートフォン上で動作し,ユーザは5分程度のアノテーションで一つの物体に対して200程度のアノテーションが可能になった.,4.開発データセットによる動作テスト:実際に開発した検出器を利用して,広島平和記念公園や大学周辺にてフィールドワークを行なった.記念碑や段差などの認識に対し,機能することを実地にて確認できた.
1.PCおよびスマートフォン端末において実時間にて物体検出可能なシステム開発:これについてはすでにSSDやYOLOといった物体検出手法を利用し,それらの開発基盤を整えることに注力した.学習に関わる人為的な作業プロセスを見直し,用意したデータセットをシームレスに学習させ,テストするためのフレームワーク開発を終えた.2.視覚障害者支援用途としてのデータセット設計及びテスト可能なデータセット構築:COCOやImagenet等の既存大規模データセットでは本研究開発には対応できないことがわかっていたため,自らそれらデータセット開発をスタートした.念密に議論した32クラスに対し,全体で20,000程度のアノテーションを行った.またヒューマンエラーやアノテーション効率を向上させるため,アノテーションツールキットも合わせて開発した.,3.短時間で効率的なアノテーション手法の開発:上記アノテーションや,実際の動作テストにおけるノウハウから必要なアノテーションに関して議論をし,従来のデータオーグメンテーションとは異なる手法で,短期間に大量のアノテーションデータを作成するためのフレームワークを開発した.本システムはスマートフォン上で動作し,ユーザは5分程度のアノテーションで一つの物体に対して200程度のアノテーションが可能になった.,4.開発データセットによる動作テスト:実際に開発した検出器を利用して,広島平和記念公園や大学周辺にてフィールドワークを行なった.記念碑や段差などの認識に対し,機能することを実地にて確認できた.
- ID情報
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- 課題番号 : 18H03486
- 体系的課題番号 : JP18H03486