2018年
わが国におけるIR人材の現状と課題 -国立大学の状況を中心に-
情報の科学と技術
- 巻
- 68
- 号
- 3
- 開始ページ
- 99
- 終了ページ
- 104
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18919/jkg.68.3_99
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 情報科学技術協会
<p>大学においてIRを適切に機能させるためには,適切な部署に適切な資質を有するIR人材を配置する必要がある。しかし,わが国では,IRを担当する人材が十分でないため,その育成を進める必要がある。このIR人材の育成の検討の前提として,本稿では,国立大学におけるIR担当組織の構成員の実態を調査した。調査の結果,IR担当組織の構成員は,IRに関する能力,関心等の個人的な資質よりも,全学として組織的にIR に取り組む体制の構築を意図して,役職を指定して任命される場合が多いことが分った。また,IR人材の養成のための研修を充実する必要があるが,個別の大学では困難であるため,大学間連携や学会を通じた取組が必要である。また,研修の内容を大学がIR人材に求める資質やIR人材の担当する職務,経験に対応した内容とすることが望まれる。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18919/jkg.68.3_99
- ISSN : 0913-3801
- eISSN : 2189-8278
- J-Global ID : 201802254209774326
- CiNii Articles ID : 130006406996
- CiNii Books ID : AN10005857
- CiNii Research ID : 1390001204233106688