MISC

2020年

地域で定期的に行われるサイエンスカフェはどのような意義を生み出しているのか

日本科学教育学会年会論文集
  • 奥本 素子
  • ,
  • 池田 貴子
  • ,
  • 川本 思心
  • ,
  • 種村 剛
  • ,
  • 西尾 直樹
  • ,
  • 朴 炫貞
  • ,
  • 早岡 英介
  • ,
  • 古澤 輝由
  • ,
  • 村井 貴

44
開始ページ
265
終了ページ
268
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14935/jssep.44.0_265
出版者・発行元
一般社団法人 日本科学教育学会

本稿では,地域で定期的に開催されているサイエンスカフェの来場者調査を通して,日本型のサイエンスカフェがどのような人々を取り込み,どのように地域におけるPublic involvementに成功していったのかについて検討していった.その結果,継続的に地域で開催するサイエンスカフェの来場者分析を通して,継続的にサイエンスカフェを実施することの利点というものが見えてきた.一つは,継続的にサイエンスカフェを行うことによって,初来場者を一定程度獲得することができるという点である.特に,街中での開催によって,意図的に参加しないタイプの来場者も参加させることが可能になる.また,初来館者にとってサイエンスカフェは楽しい経験であるが,経験を積むことによって参加者の中でも積極的に科学について考える姿勢が生まれることも,来場回数ごとの自由記述の分析より明らかになった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14935/jssep.44.0_265
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1391130851452586880?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.14935/jssep.44.0_265
  • ISSN : 2186-3628
  • eISSN : 2433-2925
  • CiNii Articles ID : 130007945487
  • CiNii Research ID : 1391130851452586880

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