2016年4月 - 2019年3月
蛇篭を用いた耐震性道路擁壁と評価手法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、蛇籠の利活用実態と地震被害調査結果に着目し、蛇籠道路擁壁の耐震性を評価するため実大振動台実験を行った。実験では、直立式、階段式、および蛇籠数を増やした重力式の3つの擁壁ケースを検討した。
蛇籠擁壁の残留変形を比較すると、直立式は加振後に前方に大きく傾斜したが崩壊せず、2015年ネパールゴルカ地震時に確認された損傷状況と同様の状況を示した。他の2つのケースはわずかな変形のみ生じ、その適用にあたり、非常い有用かつ効果的な構造であることがわかった。最終的に、耐震設計の確立のため、試行くさび法とFEM解析をすべての実験結果に適用し、これらの方法が蛇籠擁壁にも適用可能であることを示した。
蛇籠擁壁の残留変形を比較すると、直立式は加振後に前方に大きく傾斜したが崩壊せず、2015年ネパールゴルカ地震時に確認された損傷状況と同様の状況を示した。他の2つのケースはわずかな変形のみ生じ、その適用にあたり、非常い有用かつ効果的な構造であることがわかった。最終的に、耐震設計の確立のため、試行くさび法とFEM解析をすべての実験結果に適用し、これらの方法が蛇籠擁壁にも適用可能であることを示した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16H04413
- 体系的課題番号 : JP16H04413