基本情報

所属
東京科学大学(前・東京工業大学) リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院 社会・人間科学系 准教授
東京大学 先端科学技術研究センター 客員上級研究員
学位
学士(法学)(2013年 東京大学)
修士(法学)(2015年 東京大学)
PhD in International History(2022年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)

連絡先
sawai.i.1085m.isct.ac.jp
J-GLOBAL ID
201801001471240472
researchmap会員ID
B000306027

外部リンク

 

Curriculum Vitae (30 March 2026)

 

専門は日本政治外交史・東アジア国際関係史で、歴史学・政治学・国際法学が重なり合う領域で研究を行っています。

現在は以下のようなテーマに取り組んでいます。


(1)19世紀後半


1. 幕末から明治初年にかけて、「外交」(=Diplomacy)ではなく「(外国)交際」の語で対外関係が表されていたことを鍵とし、幕末・明治初年の対外関係を実証的に再検討しています。さらに、同時期の清国では「(中外)交渉」の語で、朝鮮では「(事大)交隣」の語で対外関係が表されていたことを導きの糸とし、西洋的な「外交」に至る過渡期の日中韓の対外関係を、各々の内在的な対外政策形成過程に注目して再構成しています。


2. 上記のテーマと関連して、明治初年長崎の政治・対外関係や、最初の外務卿となった沢宣嘉について史料に密着した研究を行っています。また、明治政府の国際法顧問となったイーライ・T・シェパードや、当時の東アジアを往来した他の西洋人の史料(とくに英国・米国)などを用いて、東アジア各国の国際法理解や西洋人の視点からの東アジア対外関係理解についても、精力的に検討しています。


(2)戦後

1. 戦後日本外交・東アジア国際関係と国際法学・国際法秩序との関係性について研究を進めています。とくに、日本や中華民国(台湾)が国際司法裁判所選挙においてどのような選挙戦を戦ったかといった、戦後国際法秩序の政治的側面を、日本・東アジアの視点から歴史学的手法により明らかにすることを企図しています。

2. 戦後日本の政治学史や史学史についても研究を進めています。とくに、岡義達や永井陽之助といった政治学者、飛鳥井雅道や奈良本辰也といった歴史学者をはじめとする大学知識人が、大学紛争を挟んでどのように行動し、また自身の学問を発展させたのかに注目しています。

3. 上記のテーマと関連して、1960年代後半から70年代初めにかけての、とりわけ東京工業大学での大学紛争について、東京工業大学資史料館が持つ一次史料の整理・分析を進めています。


(3)現代


1. コロナ禍の入国制限によって自身のパートナーがしばらく入国できなかったこと、さらに外国籍家族等への入国制限緩和に向けた運動に自身が一定程度関与したことをきっかけに、コロナ禍での日本政府の入国制限について、現時点で入手可能な公文書やインタビュー、メディア記事、などを用いた同時代的な研究を行っています。

2. 上記のテーマと関連して、情報公開や公文書管理のあり方について、その理念の検討や過去の文書管理の研究、他国の制度・実態との比較を基に、実践を通じて理解の深化を試みています。

3. 他に、政治外交史・国際関係史から得られる知見を基盤に、現代日本・東アジアにおける政治や外交、国際関係について意欲的に研究を行っています。


経歴

  14

受賞

  5

論文

  8

MISC

  10

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  26

共同研究・競争的資金等の研究課題

  7

社会貢献活動

  1

メディア報道

  5

その他

  2