共同研究・競争的資金等の研究課題

2004年 - 2006年

超音波伝播・インピーダンス同時測定による三測面被覆材の劣化診断手法に関する研究

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

課題番号
16580138
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,800,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

実際に腐朽菌およびシロアリの加害を受けた材について超音波伝播速度およびインピーダンス測定をおこない、それらの劣化診断への適用の可能性を検討した。超音波伝播速度については、対面法で測定した場合には内部欠損がある値を超えると急激に低下することが認められたが、同一面法では内部欠損との明確な相関は認められなかった。一方、インピーダンス測定については、住宅に使用される土台や柱等、部材が高含水率になることを想定し、インピーダンス測定に及ぼす含水率の影響を高含水率材を人工的に調製し調べた。高含水率材の調製は、種々の径の孔を持つ試験体を貯水槽に長期浸績することによっておこなった。この様にして得た試験体について、周波数50Hzと1kHzにおける電圧0-5Vのインピーダンス電圧依存性を測定した。また、周波数100-100kHzのインピーダンス・位相角の周波数特性を1V、5Vでそれぞれ測定した。その際に、試験体表面への電極の接触性について、押し当て電極にロードセルを固定して、その加重をモニタリングし検討した。電極間距離を2cmに固定した場合、周波数可変と電圧可変測定で検討した結果、電圧変化させたときには、それぞれのパターン変化が大きくなり、空隙を検出しやすいことが明らかになった。一方、近年の住宅の土台や柱等では、接合金物を多用する工法となっている。導電性である金属がある場合、インピーダンス測定に影...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/16580138
ID情報
  • 課題番号 : 16580138