2018年2月
模擬ケース会議における学習過程の検討 : 多職種連携教育(IPE)の教材開発
大阪教育大学紀要. 総合教育科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University
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- 巻
- 66
- 号
- 開始ページ
- 205
- 終了ページ
- 221
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 大阪教育大学
学校では現在スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等,多様な専門家と協働する必要性が生じている。本研究は,教育領域での多職種連携教育における「模擬ケース会議」の演習(荊木・森田・鈴木,2015)を小学校教員養成課程学生10名,養護教諭養成課程学生13名(計23名)対象に行った。さらに,そのやり取りを分析対象として,学習過程を検討した。その結果,学生はカンファレンスシート(大阪教育委員会,2006)に従って会議を進行し,多様な情報の分析や,支援計画を立案,目的にそった役割分担を決定することに困難さを感じていることが示唆された。学生のケース会議や支援対象者,専門性理解においては,学生自身の経験や知識と,本研究で示された情報とを切り結び(守屋,2000),理解していることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2432-9630
- CiNii Articles ID : 120006416712
- CiNii Books ID : AA12812439