Profile Information

Affiliation
教授, 都市環境学部 都市政策科学科, 東京都立大学
Degree
Master of Urban Science(Mar, 2000, Tokyo Metropolitan University)
Doctor of Urban Science(Tokyo Metropolitan University)

J-GLOBAL ID
200901056904027930
researchmap Member ID
1000286123

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都市計画学の視点で,自然災害リスクへの対処の方法論を構築することを自分のミッションとしています.研究領域は大きく2つからなります

第1に,自然災害からの人々と社会の回復の営みに関する研究です.大学院博士前期に在学中に阪神・淡路大震災に直面して以来,調査を行ってきた災害は下記となります.
トルコマルマラ地震(1999/8月),台湾集集地震(1999/9月),新潟中越地震(2004/10月),インド洋大津波(2004/12月),新潟中越沖地震(2007/7月),中国四川地震(2008/5月),スマトラ島西部地震(2009/9月),東日本大震災(2011/3月),長野県北部地震(2011/3月),伊豆大島台風26号土石流災害(2013/10月),熊本地震(2016/3月)
上記の災害調査においては「回復」という視点が主要な視点とし,また東日本大震災での気仙沼階上地区での移転型住宅再建など,直接的な支援に関わらせていただいたことも,都市計画学の研究への貢献として大きかったと思っています.

第2に,災害からの回復過程の知見に基づき,東京を中心とした「事前復興まちづくり」に関する研究です.こちらは第1の回復過程に関する研究以上に「アクション・リサーチ」という面が強い研究領域です.事前復興まちづくりは2000年代以降に広がり,東京では50地区以上で「復興まちづくり訓練」の実績がありますが,研究室として,葛飾区,練馬区,豊島区,八王子市,港区での取り組みに従事させていただく機会をいただいています.
合わせて,2017年度から科研費助成も受けて「事前復興計画の日米比較」研究も進めています.これも純粋な国際比較研究をめざすという以上に,日本の災害対策およぼ都市づくりの主要な営みに成長しつつある「事前復興計画」について,日本の条件を考慮しつつも,都市計画学としての理論化を進めたい,という視点からです.

今後も多くの研究者,学生,専門家,市民の方々と議論ができれば,と思っています.

Misc.

  81

Presentations

  14

Major Teaching Experience

  3

Research Projects

  21