基本情報

所属
埼玉大学 大学院 理工学研究科 数理電子情報部門 教授
学位
博士(工学)(1996年3月 東京工業大学)

J-GLOBAL ID
200901001867845938
researchmap会員ID
5000101941

外部リンク

視覚メカニズム(主に色を見るメカニズム)を研究しています.脳活動と視知覚(感覚的な視覚体験)の関連を調べ,脳内で視覚情報を処理するメカニズムを調べています.
工学部では機械学習やオートマトンの勉強をしていました.大学院から視覚心理物理学を学び,特に色覚(色の恒常性)の研究をしています.病院と共同研究で脳損傷者の視覚特性を調べるお手伝いや,健常者の脳活動を測る実験を行う機会を得て,脳活動と視知覚との関係を調べています.
視覚情報が脳内でどのような形態を取っているか,どのような流れで情報処理が進められているかについて,心理物理実験と脳活動計測,計算モデル等を組み合わせて研究を進めて行きたいと考えています.

主要な委員歴

  19

論文

  99

MISC

  257

書籍等出版物

  10

講演・口頭発表等

  128

主要な担当経験のある科目(授業)

  9

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  26

主要なメディア報道

  17

その他

  4
  • 2010年4月 - 2010年4月
    一旦失明に至ると視覚を回復させる治療法はない。特定疾患である網膜色素変性症、加齢黄斑変性症では、失明に至った場合でも、視細胞を除くその他の神経細胞は残存し、機能することが知られている。我々は、緑藻類由来の遺伝子をこれらの残存する神経細胞に導入することによって、視機能を回復できることを報告している。本研究では、本遺伝子治療の有効性、安全性を高等動物で調べ、最終年度までに臨床研究用cGMP適合治療用ウイルスベクターの生産に至ることを目的とする。
  • 2007年4月 - 2007年4月
    サルなどの動物では電気生理学などの生体侵襲的な研究手法によって,大脳視覚野の細胞特性が調べられている.人間でも非侵襲的な脳活動計測手法によってさまざまな大脳の特性が調べられているが,その中でも色刺激に対する応答特性については未だに解明されていない.本研究では高強度の静磁場特性をもつMRI装置を用いて,ヒトの大脳視覚野の色刺激に対する応答特性を明らかにすることを目的としている.
  • 2006年10月 - 2006年10月
    本研究では運動視や形態知覚に関する人間の視覚情報処理における色情報の寄与を視覚探索課題や眼球運動課題によって心理物理学的に調べる.