2015年4月 - 2018年3月
網膜剥離に対するタンポナーデ不要の硝子体手術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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- 課題番号
- 15K10862
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
通常の硝子体手術時に用いられる眼内レーザー照射(532nm)による網膜凝固と赤外レーザー(810nm)による眼外からの経強膜的網膜凝固の有効性、安全性を家兎を用いて検討した。532nmレーザーによる眼内照射では、照射時間0.2秒で、出力0.15wで適切な凝固痕が得られ、0.2w以上で網膜出血を生じた。波長810nmレーザーの経強膜照射では照射時間1.0秒で、0.5wでは適切な凝固斑が得られたが、1.0wでは網膜が破裂した。眼内レーザーに比べ、経強膜的なレーザー照射では、適切な網膜凝固を得るのにより強い出力が必要であり、ある程度以上の出力で網膜破裂の危険性があり、安全域が狭いと考えられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K10862