2014年 - 2018年
ポリサルファ代謝系を介する新しい抗酸化ストレス制御機構の解明
日本学術振興会 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
ポリスルフィドはシステインのチオール基に過剰にイオウ原子が付加した活性イオウ分子種であり、タンパク質中にも豊富に含まれている。本研究ではシステイニル-tRNA合成酵素(CARS)による翻訳に共役したタンパク質ポリスルフィド化のメカニズムとその生理機能について解析を行った。大腸菌や哺乳類などの各種生物のCARSはシステインパースルフィド合成活性を有し、翻訳に共役したタンパク質ポリスルフィド化に関わることが示された。また、CARSによるタンパク質ポリスルフィド化は、ミトコンドリア機能などの細胞機能制御に重要な役割を果たしていることが示唆された。
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- 課題番号 : 26111008
- 体系的課題番号 : JP26111008