講演・口頭発表等

国際会議
2016年1月

Magnetic properties and crystal structure of honeycomb lattice system Li$_{3}$Ni$_{2}$SbO$_{6}$

13th Joint MMM-Intermag Conference
  • 福井 皓人
  • ,
  • 安井 幸夫
  • ,
  • 井川 直樹
  • ,
  • 松川 健
  • ,
  • 吉田 幸彦
  • ,
  • 星川 晃範
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  • 石垣 徹

記述言語
英語
会議種別

粉末中性子回折法を用いた結晶構造解析によって、ハニカム格子システム系磁性物質Li$_{3}$Ni$_{2}$SbO$_{6}$の構造が理想的なハニカム格子からおよそ0.1\%ひずみんでいる単斜晶(空間群:{\it C} 2/{\it m})であることを明らかにした。磁化率の温度依存性から求めたワイス温度は12.2Kであり、Ni$^{2+}$のスピン間の強磁性相互作用が支配的である磁気特性を示した。その一方で13.5Kにおいて反強磁性転移が見出され、その磁気特性は単純ではない。本報ではLi$_{3}$Ni$_{2}$SbO$_{6}$の結晶・磁気構造と磁気特性の相関関係の詳細について議論する。