2017年4月 - 2022年3月
メディア文化史における「1970年代」の戦後史位置の再考
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 17H02307
- 体系的課題番号
- JP17H02307
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 15,860,000円
- (直接経費)
- 12,200,000円
- (間接経費)
- 3,660,000円
本研究は、1970年代のメディアと文化を検証し、高度成長とその一方で政治の季節などで特徴づけられる1960年代のメディア文化といかなる異同や変化があるのか、その背景等と合わせて具体的に検証するのが目的である。1960年代については、政治の季節との関連からメディア・文化表象の政治性、前衛性などを検証する先行研究が数多く存在する。また、1980年代文化についても研究の蓄積が近年見られる。だが、2つの時代の中間に位置する1970年代がどのような時代であったのかはこれまで必ずしも十分に検証されてこなかった。本研究では、1970年代に注目し、メディアと文化のありようを検証し、メディア文化史の視点から1970年代を丁寧に検証するのが目的である。研究を進める過程で各メディア・文化ジャンル間の影響のありようの複雑性がより顕著に見いだせた。当該年度は、数か月に1度のペースで本プロジェクトのメンバーの研究会を京都、東京で実施し、各メンバーの研究の進捗状況について、積極的な情報の共有、意見交換を行った。それらを通して、今後の共同研究のトータル・コンセプトのありようを精査する作業を繰り返し行った。そして、各メンバーの扱うテーマやジャンルに異同はあれども、共通した視点を共有することが出来た。なお、研究成果は、論文、著書、研究発表などを通して精力的に発信した。同時にそれらを通して、次年度に向けた方向性を具体的に確認することが出来た。
- ID情報
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- 課題番号 : 17H02307
- 体系的課題番号 : JP17H02307