2018年4月
東北地方太平洋沖地震に対するHTTRの総合的な健全性評価
Journal of Nuclear Engineering and Radiation Science
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- 巻
- 4
- 号
- 2
- 開始ページ
- 020906\_1
- 終了ページ
- 020906\_8
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1115/1.4039288
2011年3月11日、地震の規模を示すマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した。地震発生時、HTTRは定期点検及び機器の保守管理のため停止していた。HTTRで観測された最大加速度は設計基準地震を超えていたため、総合的な健全性評価を実施した。総合的な健全性評価の考えは2つに分けられる。1つは機器の目視点検であり、1つは観測波を用いた耐震解析である。運転に関わる全ての機器は目視点検を実施した。設備の健全性は点検結果や解析結果により確認した。機器の耐震解析や目視点検の結果、損傷や機能低下は無く、原子炉の運転に関わる問題は無かった。HTTRの健全性は2011年, 2013年, 2015年のコールド状態の運転によっても裏付けられた。さらに、2015年に中性子源を交換するために3つの制御棒案内ブロックと6つの可動反射体ブロックを原子炉から取り出したとき、制御棒案内ブロックの健全性を目視により確認した。
- ID情報
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- DOI : 10.1115/1.4039288
- ISSN : 2332-8975