伊集院 郁子

J-GLOBALへ         更新日: 18/12/01 03:21
 
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研究者氏名
伊集院 郁子
 
イジュウイン イクコ
所属
東京外国語大学
部署
大学院国際日本学研究院
職名
准教授
科研費研究者番号
20436661

研究キーワード

 
 

研究分野

 
 

受賞

 
2005年3月
社会言語科学会 社会言語科学会 第4回徳川宗賢賞(萌芽賞)
 

論文

 
大学教員によるライティング評価の観点を探る
伊集院郁子,小森和子,奥切恵
Learner corpus studies in Asia and the world. Vol. 3   159-176   2018年3月   [査読有り]
本研究では,同条件で書かれた30編の日本語作文のうち,同等の評定結果となった3組計6編に対する評価コメントをデータとし,大学教員による作文評価の観点を探索的に抽出したうえで,その特徴を分析した。評定値の高低を主軸に,書き手の属性,評価者の属性による相違にも着目して評価コメントを比較した結果,さまざまな要因によって評価の観点の重みが異なっている可能性が見出された。
The Use of "For Example" by Japanese Learners of English in Opinion Essays
Okugiri, Megumi, Ijuin, Ikuko & Komori, Kazuko
聖心女子大学論叢   129 122-138   2017年6月   [査読有り]
This study examined English opinion essays of English speakers and Japanese learners and revealed the overuse of “for example.” The learners overused the phrase when it functions as hypothetical that is not fundamentally present in English but tha...
The overuse of I think by Japanese learners and to-omou/to-kangaeru by English learners in essay writing.
Megumi Okugiri, Ikuko Ijuin & Kazuko Komori
Conference Proceedings PacSLRF 2016   163-168   2017年3月   [査読有り]
This study investigated second language (L2) English and L2 Japanese essay writing in comparison with the learners’ first language (L1) to elucidate the effect of L1 transfer. Analysis of the functions of I think and to-omou and to-kangaeru were d...
宮城信・伊集院郁子・盧妵鉉・文知暎
筑波日本語研究   (21)    2017年2月
中級日本語学習者の意見文に見られる「しかしの分析-「JLC1年コース作文データ ベー ス」を用いて-
清水由貴子、藤村知子、伊集院郁子
東京外国語大学留学生日本語教育センター論集   (42) 41-56   2016年3月

書籍等出版物

 
伊集院郁子 (担当:共著, 範囲:作文と評価:日本語教育的観点から見たよい文章)
ひつじ書房   2017年10月   ISBN:978-4-89476-881-9
言語教育への応用を目論んだ文章の実証的研究。「文章とはなにか」という根本的な疑問から始まり、文章の計量的分析ツール「KH Coder」の作成者自身による実践を交えた解説ほか、文章研究の理論と技術を紹介。日本語学、日本語教育、英語教育、社会学、計算言語学、認知言語学、計量国語学の専門家がそれぞれの知見から、文章研究の新たな地平を拓く。
日本語教育学研究7 接触場面の言語学 母語話者・非母語話者から多言語話者へ
伊集院郁子 (担当:共著, 範囲:母語話者による場面に応じたスピーチスタイルの使い分け:母語場面と接触場面の相違)
ココ出版   2016年9月   
日語教学研究
伊集院郁子 (担当:共著, 範囲:学習者要因の分析②ーコーパスに基づく研究-)
外語教学与研究出版社   2016年2月   
伊集院郁子 (担当:分担執筆, 範囲:8 待遇表現・ポライトネス)
研究社   2012年7月   ISBN:978-4-7674-9109-7

講演・口頭発表等

 
意見文に対する評価コメントの計量的分析―コレスポンデンス分析に基づく考察―
伊集院郁子・李在鎬・小森和子・野口裕之
2018年度日本語教育学会秋季大会   2018年11月24日   日本語教育学会
本研究では,大学教員による意見文評価の様相を計量的,実証的に探ることを目的に,大学教員が記述した評価コメント(意見文の「良い点」「悪い点」に関する言及)を意味的なまとまりを単位としてコード化し,抽出された上位4カテゴリー8項目のコードを焦点に,意見文のレベル,執筆者の母語,評価者の専門との対応関係をコレスポンデンス分析によって視覚化した。
IRT系モデルとReadabilityによる日本語作文の定量的分析―大学教員による評価とコンピュータによる自動評価の比較―
伊集院郁子・李在鎬・野口裕之・小森和子・奥切恵
2017年度日本語教育学会秋季大会   2017年11月25日   日本語教育学会
本研究の目的は,作文に対して人が行った包括的評価をコンピュータが行った読みやすさ評価の結果と突き合わせることで,良い作文に見られる特徴について示唆を得ることである。分析のために,1)44名の大学教員による30編の意見文への5段階評定値をIRT系のモデルで分析し,IRT特性尺度値(能力値)「θ」を求めた。また,2)jReadabilityを利用し,文章の読みやすさの評定値を求めた。この2つのデータセットに対して,積率相関係数を用いて変量間の関連性を検討した。
母語話者作文と学習者作文の評価の観点を探る:評定結果が同一の作文の評価コメントの比較
伊集院郁子・小森和子・奥切恵
第3回アジア圏学習者コーパス国際シンポジウム   2017年8月4日   神戸大学石川慎一郎研究室
本研究は,同条件で書かれた30編の日本語作文のうち,同等の評定結果となった母語話者作文(NS)と学習者作文(NNS)の評価コメントを比較することによって,大学教員の評価の観点の多様性を探ることを目的とする。評定値の高低と書き手の属性(母語話者か学習者か)の観点から抽出した6編の作文の評価コメントを記述的に分析し,評価の観点の洗い出しを行ったうえで,その特徴を考察した。
作文評価の手法を問い直す-IRTモデルを用いた尺度値の分析-
野口裕之・李在鎬・小森和子・奥切恵・伊集院郁子
第27回第二言語習得研究会(JASLA)全国大会   2016年12月17日   第二言語習得研究会(JASLA)
本研究では,大学教員6名(専門教員と日本語教員3名ずつ)が自身の基準にしたがって意見文40編(うち15編は留学生によるもの)を5段階評定した評定値データをもとに,項目応答理論(item response theory; IRT)を用いて評価者の厳しさを計量分析する方法の有効性を検討した。
意見文の評価を左右する要因は何か-KH Coderを用いた評価コメントの分析を通して-
伊集院郁子・小森和子・李在鎬・野口裕之・奥切恵
2016年度日本語教育学会秋季大会   2016年10月8日   日本語教育学会
本研究では、日本の大学で教える専門教員と日本語教員3名ずつ計6名の評価者が、自身の基準にしたがって包括的に評価した日本語意見文40編(うち15編は日本語中級レベル以上の留学生によるもの)をデータとし、日本語教員と専門教員の両者がともに①「良い」と考えるもの(以下「高得点群」)、②「悪い」と考えるもの(以下「低得点群」)及び③評定にばらつきが見られるもの(以下「分散群」)を抽出したうえで、評価者の自由記述の分析を通して評価者がどのような観点から意見文の良し悪しを判断しているか、検討を行った。

競争的資金等の研究課題

 
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2018年4月 - 2022年3月    代表者: 伊集院郁子
本研究では,日本語意見文の評価を左右する要因について,評価者要因と学習者(書き手)要因と意見文の特徴という3つの観点から多角的に分析した上で,分析結果に基づき意見文の評価基準と自己評価用ルーブリックを作成し,自律学習を助けるツールの一つとして提供することを目的とする。大学進学を目指す留学生の「日本語で書く力」について多角的に捉え,学習者が自身の作文を評価して自律的に日本語作文の学習を進めるための支援ツールが提供できれば,大きな意義があると思われる。
日本語教員と専門教員によるアカデミック・ライティングの評価:評価基準の策定と検証
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2015年4月 - 2017年3月    代表者: 伊集院郁子
既存の日・台・韓・英の母語話者による日本語意見文をデータとし、大学の専門教員と日本語教員の両者を対象に、意見文の評価に関する量的・質的研究を行ったうえで、妥当性のあるアカデミック・ライティング(以下、AW)評価基準を開発、検証、公開し、日本人及び留学生の両者を対象とした大学初年次教育に寄与することを目的とする。
アカデミック日本語能力到達基準の策定とその妥当性の検証
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2014年4月 - 2017年3月
本学ではアカデミック日本語能力の獲得を目指した「全学日本語プログラム」で多様な留学生を受け入れており、共通評価指標の確立が不可欠となっている。現在、共通評価指標の暫定版を作成し、その言語能力記述文の妥当性を検証している。今後改善を重ねた上で公開し、交流協定締結大学をはじめとして国内外への普及を図り、留学の質の保証に貢献することを目的とする。
日本人英語学習者の論文の執筆支援のための基礎研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月
英語と日本語の学術的論文,意見文等を,用法基盤モデルに基づいて分析し,それぞれの言語における形式的特徴,特に連体修飾節の使用の違いを比較,検討する。日本語母語話者が日本語ではどのような連体修飾節を使用しているのか,それが英語での学術論文を執筆する際に何らかの影響を及ぼしているのかを分析し,日本人英語学習者の英語学術論文執筆に対する支援の一助とする。
人間の相互作用研究のための多言語会話コーパスの構築とその語用論的分析方法の開発
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月
本研究は、学習者の日本語も含む多言語自然会話コーパスを構築し、コーパスを用いた科学的語用論研究の方法論を開発することによって、近年ニーズが高まる一方である自然会話データとその分析方法の共有化を図り、他の研究者に資するとともに、この領域の発展に寄与することを目的とする。また、コーパスを活用した談話研究、異文化コミュニケーション、中間言語語用論にかかわる基礎的研究を行い、その成果を日本語教育に有機的に統合することによって、日本語教育の体系化と、談話理論に基づく効果的会話教育実践に貢献することを...