共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

神津島産黒曜石が示す後期旧石器時代初頭の海洋適応と現生人類の行動能力

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K03165
体系的課題番号
JP16K03165
配分額
(総額)
2,600,000円
(直接経費)
2,000,000円
(間接経費)
600,000円

後期旧石器時代初期、本州で出土する神津島産黒曜石は人類史上最古の往復航海の証拠となる。既存の出土例の収集と新たな産地推定を進めた結果、愛鷹山麓を中心として、中部地方は八ヶ岳東南麓、関東地方では足尾山地南部まで広がり、3.7万年前から3.4万年前まで継続して搬入されていたことを明らかにした。また産地推定の信頼性を高めるためにミズーリ大考古科学研究所で実施した中性子放射化分析結果を公表した。さらにシーカヤッカーによる伊豆南端-神津島間の航海事例を検討し、当時の舟で渡航が可能な海況とその予測方法について検討した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K03165/16K03165seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K03165
ID情報
  • 課題番号 : 16K03165
  • 体系的課題番号 : JP16K03165

この研究課題の成果一覧

論文

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書籍等出版物

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