基本情報

所属
東京大学 大学院人文社会系研究科 基礎文化研究専攻 心理学専門分野 教授
(兼任)
学位
博士 (心理学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
200901003861287600

外部リンク

本研究室では私たち人間の視覚の脳内メカニズムを解明する実証的研究を行っています。視覚情報処理の入力段階はいうまでもなく眼の網膜投影像ですが、私たちは網膜像そのものを意識にのぼらせているわけではありません。大脳に送られた網膜像情報その他の生体信号が、互いに影響を与え合いながら複雑な多段階の処理を経ることにより、生活環境に適応して体制化された視覚世界が実現されるのです。視覚の脳内メカニズムを理解するためのさまざまな実験的アプローチのうち、本研究室では主として視覚健常被験者を用いた心理物理学 (精神物理学) 的測定法を用いています。特定の視覚刺激を観察したときにどのような知覚が生じるかを被験者に報告させ、刺激と反応との関数関係を記述していくことで、脳活動を直接計測することなしに脳内情報処理のありかたを明らかにすることができます。どのような視覚刺激を与えるかというところに研究者のセンスが問われ、視覚神経系の挙動に揺さぶりをかける面白い刺激 (錯覚図形など) を考案できれば、それが研究上の重要なツールとなります。画像呈示用のコンピューター1台 (と被験者) だけで実験ができるのが本研究分野の強みです。その他、専用装置を用いて眼球運動や身体運動などの生体計測を行い、視知覚におよぼすそれら変量の影響をみることもできます。機能的MRIなどの手法で脳活動の計測を行い、心理物理学的特性との相関を調べる研究も行うことができます。

受賞

  2

論文

  74

書籍等出版物

  8