2009年5月
低温照射試験用キャプセルに関する予備検討
JAEA-Technology 2009-014
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- 開始ページ
- 42
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-technology-2009-014
材料試験炉(JMTR)炉心の中性子強度が大きい場所で、低温の材料照射試験を行うことを目的として、低温照射試験用キャプセルに適用できる熱除去(冷却)技術の調査及び検討を行った。その結果、冷却フィン付きキャプセルや沸騰媒体を利用するキャプセルを実用化できれば、これまでよりも低温(300$^{\circ}$C以下)で照射試験を行えることがわかった。100$^{\circ}$C程度で照射試験を行う場合には、フィン付きキャプセルを用い、炉水によって試料を含むキャプセルを冷却すればよく、技術的開発課題も少ない。0$^{\circ}$C以下で照射試験を行う場合には、沸騰媒体を利用するキャプセルを用い、液体窒素によってキャプセル中の試料を冷却する必要があるが、現状では液体窒素をキャプセルまで供給することに困難性があり、これを実現するためには、さまざまな課題がある。今後は、これらの課題解決に向けた検討を行っていく。
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- DOI : 10.11484/jaea-technology-2009-014