MISC

2009年5月

溶液照射法による$^{99}$Mo製造に関する研究,1; 未照射下におけるモリブデン酸塩水溶液の特性評価

JAEA-Technology 2009-012
  • 稲葉 良知
  • ,
  • 石川 幸治*
  • ,
  • 飯村 光一
  • ,
  • 蓼沼 克嘉*
  • ,
  • 石塚 悦男

開始ページ
80
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2009-012

本研究では、溶液照射法を用いた$^{99}$Mo製造システムの概略構成を検討し、溶液照射法で用いる照射ターゲットの候補として2種類のモリブデン酸塩水溶液(モリブデン酸アンモニウム水溶液及びモリブデン酸カリウム水溶液)を選定した後、未照射下において、選定水溶液を用いたPZCのモリブデン吸着性能,選定水溶液のもととなるモリブデン酸塩の性状・熱物性,選定水溶液と構造材料との両立性及び選定水溶液の化学的安定性について調べた。その結果、モリブデン酸カリウム水溶液が、モリブデン含有量,構造材料との両立性及び化学的安定性の観点から、照射ターゲットとして有望であることがわかった。また、モリブデン酸アンモニウム水溶液に関しては、pH調整を行うことにより、照射ターゲットとしての適性を持つことがわかった。さらに、選定水溶液との両立性が良好なステンレス鋼を、キャプセルや配管等の構造材料として使用できる見通しを得た。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2009-012
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5018002
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2009-012

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