論文

2015年11月

動物園来園者の科学的観察を支援するための紙芝居を利用したワークショップ:旭山動物園のアザラシ展示における観察活動の質的検討

日本科学教育学会研究会研究報告
  • 田中 維
  • ,
  • 山口 悦司
  • ,
  • 稲垣 成哲
  • ,
  • 江草 遼平
  • ,
  • 楠 房子
  • ,
  • 奥山 英登
  • ,
  • 木下 友美
  • ,
  • 坂東 元

30
2
開始ページ
51
終了ページ
56
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
DOI
10.14935/jsser.30.2_51
出版者・発行元
日本科学教育学会

動物園は,人々が動物の生態や形態を観察できることから,科学教育の場として重要な役割を果たしている.しかし,多くの人々は余暇を過ごすために動物園へ来園し,科学の学習につながる観察を行わない傾向があるため,観察支援を行う必要がある.そこで筆者らは,旭山動物園において,アザラシの形態とその機能を観察することを目的として,紙芝居を利用したワークショップを実施した.ワークショップでは,足,鼻,爪を観察させた.本稿では,そのワークショップの効果を検討するために,9名の子どもを対象として観察行動を質的に検討し,形態と機能を観察したと解釈できる行動の有無を明らかにした.その結果,足の観察では6名,鼻の観察では9名,爪の観察では5名の子どもに,形態と機能の両方を観察したと解釈できる行動が確認された.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14935/jsser.30.2_51
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001206108559360?lang=ja
URL
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24240100/
ID情報
  • DOI : 10.14935/jsser.30.2_51
  • eISSN : 1882-4684
  • CiNii Articles ID : 130006660233
  • CiNii Research ID : 1390001206108559360

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