2005年1月
CSCLシステムを利用した小学校の理科授業に関する実践的研究:オンライン上の相互作用とオフライン上の相互作用の分析
日本教育工学論文誌
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- 巻
- 28・3, p193-p204
- 号
- 3
- 開始ページ
- 193
- 終了ページ
- 204
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.15077/jjet.KJ00003730615
- 出版者・発行元
- 日本教育工学
本研究は,CSCLシステムを小学校の理科授業へ導入し,その利用が子どもたちの理科学習をいかに支援できるのかについて実践的に検討したものである.CSCLシステムを利用した授業は,5年生の単元「物の溶け方」で実施された.オンライン上の相互作用に関する分析を通して,CSCLシステムで提供される情報共有環境を利用した情報探索ならびにその探索に基づいた理解深化を概ね実現できるようになったことがわかった.オフライン上の相互作用に関する分析を通して,CSCLシステムを利用した他者のノート閲覧が契機となり学習活動が活性化されていた,つまり,オンライン上の相互作用はオフライン上の相互作用を促進するリソースになり得ていたことがわかった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.15077/jjet.KJ00003730615
- ISSN : 1349-8290
- CiNii Articles ID : 110002983433
- CiNii Books ID : AA11964147