基本情報

所属
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 主任研究員 (ラーニンググループ副リーダー)
独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館 企画課 主任研究員
学位
修士(2001年 UCL ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
修士(1998年 青山学院大学)

研究者番号
70450799
J-GLOBAL ID
202001015293359478
researchmap会員ID
R000004954

稲庭彩和子(いなにわ・さわこ)
専門は、ミュージアムにおける学び、市民参画のデザイン、文化政策、文化やアート活動へのアクセシビリティや合理的配慮、アート&ヘルスに関わるウェルビーイング事業など。
⚫︎2003年より神奈川県立近代美術館、2011年より東京都美術館にて学芸員。東京都美術館のリニューアルにあたりアート・コミュニケーション事業の立ち上げを担当。社会課題を視野にいれ市民と協働するソーシャル・デザイン・プロジェクト「とびらプロジェクト」、上野公園の9つの文化施設が連携して親子のミュージアムデビューを応援するラーニング・デザイン・プロジェクト「MuseumStartあいうえの」、超高齢社会に対応する医療や福祉分野と協働する「Creative Ageing ずっとび」等を企画運営。展覧会として参加型の展覧会「キュッパのびじゅつかんーみつめて、あつめて、しらべて、ならべて」(2015)や「BENTO おべんとう展」等を企画運営担当。
⚫︎2022年より、独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 主任研究員。ラーニングや文化施設のアクセシビリティの事業に携わり、「アートと健康・ウェルビーイング」の分野に注力している。東京藝術大学を拠点とした産官学が協働する福祉・医療・テクノロジーと融合した「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」事業の研究課題1リーダー。
⚫︎著書・共著に『100人で語る美術館の未来』(慶應義塾大学出版会、2011)、『美術館と大学と市民が作るソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎、2018)、New Museum Practice in Asia (Lund Humphries, 2018)、『コウペンちゃんとまなぶ世界の名画』(KADOKAWA、2021)、『こどもと大人のためのミュージアム思考』(左右社、2022)、『みんなの社会的処方』(学芸出版社 、2024)等。

  • 受賞など
    2016年 企画展「キュッパのびじゅつかんーみつめて、あつめて、しらべて、ならべて」日本展示学会賞作品賞受賞
    2017年 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」地域創造大賞 総務大臣賞受賞
    2019年 Museum Start あいうえの   グッドデザイン賞 公共・活動部門にて受賞
    2020年 Museum Start あいうえの こども環境学会 活動賞受賞

  • 委員など
    文化庁 博物館の運営管理に関する研修のための企画運営会議委員(2011−2021年度)
    福岡県 新福岡県立美術館管理運営アドバイザー(2023年7月-2024年3月)
    川崎市 新たな博物館、美術館に関する基本構想懇談会委員(2022年4月-現在)
    静岡県 静岡県立美術館第三者評価委員(2020年6月−現在)
    ICOM-CAMOC 国際博物館会議 都市ミュージアム国際委員会 ボードメンバー(2022年8月-現在)
    千葉市 千の葉の芸術祭実行委員会 委員(2023年4月-現在)
    千葉県 千葉県立中央博物館外部有識者委員(2023年11月-現在)
    国際交流基金  国際交流基金地球市民賞 選考委員(2024年-現在)
    京都府 文化が活きる京都推進審議会委員(2024年-現在)

受賞

  4

MISC

  2

書籍等出版物

  16

講演・口頭発表等

  6

担当経験のある科目(授業)

  4

所属学協会

  3

Works(作品等)

  7

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3

メディア報道

  14