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2017/09/09

東京都立青山高等学校第71回外苑祭雑感(3)

Tweet ThisSend to Facebook | by suzumura

9月2日(土)、3日(日)に行われた東京都立青山高等学校の第71回外苑祭について、来場者数の推移や各クラスの外装を手掛かりとした雑感は、一昨日の本欄でお伝えした通りです1,2


そこで、今回は、外苑祭に参加した各学級が校門横のテニスコートに設置した立て看板について、印象深い内容を学年ごとに振り返ります。


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(1)1年生
(i)1年生の立て看板の中で最も瀟洒で印象深いのは1年2組でした。湖畔の城の情景を含め、芸術性の点でも美しい一枚でした。


(ii)1年生の立て看板の中で1年2組に比肩したのは1年1組でした。構図の簡潔さと人物の力強さを秘めた柔らかな姿は、印象的でした。


(2)2年生
(i)第71回外苑祭における各クラスの立て看板のうち、物語のあらましを象徴的に、しかも印象的に描いたのは2年2組でした。特に切り絵によって表現された円周部は中世ヨーロッパの教会の壁に描かれた聖人伝を彷彿とさせるものでした。


(ii)2年2組とは異なる手法で物語の一場面をしなやかに切り出したのは2年5組でした。何故少女がさくらんぼの実を手にしているのか、物語を見ると答え合わせが出来る趣向は観る者の注意を喚起します。


(3)3年生
(i)第71回外苑祭の立て看板の中で華やかさと象徴性の点で一頭地を抜いたのは3年1・7組連合でした。7月革命から6月革命へと続くフランスの奔流を三色旗と鉄砲で描く様は美しく優れたものでした。


(ii)今回の外苑祭において最も様式美を追求したのが3年2・4組連合でした。構図の安定感と装飾性の高さ、そして審美的な様子は、思わず息を呑むものです。
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外苑祭の来場者が最初に目にする各クラスの公演の情報でありながら、しばしば見逃されるのが立て看板です。


それでも、各クラスが創造性を発揮して様々な立て看板を作る点に、実は外苑祭を支える基本的な魅力の一つがあるのかもしれません。


1 鈴村裕輔, 東京都立青山高等学校第71回外苑祭雑感(1). 2017年9月4日, https://researchmap.jp/joq1k8brx-18602/#_18602.
2 鈴村裕輔, 東京都立青山高等学校第71回外苑祭雑感(2). 2017年9月6日, https://researchmap.jp/jowxemu4p-18602/#_18602.


<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions of the 71st Gaien Festival of Tokyo Metropolitan Aoyama High School (III) (Yusuke Suzumura)


The 71st Gaien Festival of Tokyo Metropolitan Aoyama High School was held 2nd and 3rd September 2017. In this article I wrote about my miscellaneous impressions of Gaien Festival.


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