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2017/11/13

安産に関する呪法

Tweet ThisSend to Facebook | by ogt
光成信男が大正13年に書いた『宗教と性的迷信の研究』(聚芳閣)の「附 日本の性的迷信」には「出産に關するもの」と題された節があり、具体的な迷信が一七項目ほど列挙されている。以下は、その二番目の項の引用である。
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△難産を産ます呪法に様々あって、紙に伊勢と書いて産婦にのますのも蓮華一片に『人』と云う字を書いてのますのも、桃のタネ一粒を二つに割って一片には可の字を一片には出の字を書いて、一つに合せてのますのも、牛糞の中に交っている大豆一粒を二個に砕き一方に子と云う字を書いて合せ紙に包んで水にてのますのも、大豆を割って一片に伊の字を一片に勢の字を書いて飲ますのも、皆それである。此の桃のタネと言う事は桃太郎の伝説から来たものと思う。桃太郎の伝説は吾々の生れる場所を象徴化し美化したものであって、桃から子が生れたと云うのは股から子の生れる事を意味したものである事は言う迄もない。又伊勢の字を書いて飲ますと云うのは、伊勢は産土神の鎮座するに基因したものである事は明かである。
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これらは、安産に関する呪法だとのこと。

「人の字」や「子の字」、「伊勢の字」、「可出の字」をのむことや、「桃のタネ」は、なんとなくわかる。「牛糞の中に交っている大豆」を使用するのにはどんな意味があるのだろうか......

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