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2018/01/03

プログラマが国会図書館を利用する際の16の関門 ver.2

Tweet ThisSend to Facebook | by kaizen
国会図書館を利用する際に、いろいろな違和感がある。官庁のサービスだからということにとどまらない。しかし、視点を一つに絞らないと、違和感の原因がはっきりしないため、プログラマに限定して、国会図書館を利用する際に、戸惑うことがないようにするのがこの資料の趣旨です。また、電子納本制度がまだ実証実験段階で、プログラマの方々のご意見、著作権を確保しながら国民の知る権利との均衡を図る方法の提案を促進することも付帯的に狙っています。

#関門1 利用者登録
「満18歳以上の方ならどなたでも登録することができます。」
http://www.ndl.go.jp/jp/information/guide.html
「登録利用者でない方も東京本館、関西館に入館できますが、ご利用いただけるのは開架資料及び館内の利用者端末のみですのでご注意ください。」
逆に、18歳未満であると、日本に有益な活動をしている個人であっても、子供図書館以外は書庫の図下記の方法以外では利用できない。
「満18歳未満の方へ」
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/under18.html

##関門1-1 本人確認書類
本人確認書類が、健康保険証、学生証であっても「現住所」の記載がないものは認められない。
「有効期限内のもので、かつ氏名、現住所、生年月日が記載されているものに限ります。」

##関門1-2 利用者登録証
利用者登録証は現在、プリペイドカードでもクレジットカード機能もない。
プリペイドカード等になっていれば、複写費用の支払いにも用いることができる。次の更新の際には、ぜひ検討いただけると幸いです。

#関門2 コインロッカー
持ち込み禁止の荷物は、コインロッカーに預ける。大型、小型の2種類と、100円式と100円を持参していない人向けに、専用コインのロッカーがある。専用コインは、係員の方に声をかけて、コインを入れてもらう。100円式のように、手軽に何度も出し入れしずらい。

#関門3 入場扉
利用者証を扉に触れると開く。しかし、鉄道の改札のような速度ではない。最近、扉が更新されたが、まだ速度が遅い。ここでイラっとしたら負け。官庁のシステムは、国民及び住民のうちのプログラマが、発注者、受注者、利用者の3つの立場で、仕様を決めるのに参与していないとダメなことが分かる。

#関門4 パソコンの持ち込み
土曜などでは、館内に用意されているコンピュータがほとんど埋まることがあり、無線機能のついたパソコンを持参するのが便利である。
持ち込みの荷物は、ある一定以上の大きさのものは、透明の袋に入れて持ち込むことになっている。しかし、パソコンはぶつかったりして破損するといけないので、保護袋に入れて持ち込みたい。そのため、退出時に、透明でない袋に入っているパソコンなどは、扉のところで係員の方に中を見てもらい出ることになる。
しばしば、中を確認してもらったのに、別の係員の人が確認しているところを見てなかったために呼び止められることがある。何か、もっと効率的な方法を編み出すとよいかも。

#関門5 閉架式
雑誌、書籍の多くは、閉架式の書庫から出してもらう。手続きは、館内に用意されているコンピュータか、持参のパソコンから接続して手続きする。開架式と閉架式の両方にある資料がある。

#関門6 館内貸出の上限
同時に書籍は3冊、雑誌は10冊と上限が決まっている。
「図書の受付件数は、申し込んでいるものも含めて3点までです。」
「雑誌の受付件数は、申し込んでいるものも含めて10点までです。」
ただし、雑誌の場合には、複数の号をとして一つの冊子としている場合があり、その場合は、号数の合計ではなく、冊子数の合計です。

館外貸出は原則として行なっていない。
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/notes.html#05

#関門7 パソコンの電源
館内のいくつかの部屋には、パソコン用電源を用意している。登録IDで、検索した結果などをWeb上に記録しておく機能はあるが、自前のパソコンであれば、その場で保存したり、自前のサイトで参考文献一覧などを作成しておくことが可能である。

#関門8 WiFi
館内でいくつかの部屋では、無料WiFiが利用できる。しかし、最初の登録が、メールを受け取れないとできない場合があり、手続きに1時間くらいかかったことがある。最近、SNSのIDでも登録できるようになったため、スマフォなどを持って入れば、より容易に接続を開始できる可能性がある。

#関門9 図書と雑誌とそれ以外
ネットで検索して、書庫から文献の利用を依頼したときに、大まかに分けて、図書と雑誌の区別がある。しかし、払い出しの窓口は、図書、雑誌以外に、別室など10箇所くらいあり、よく注意していないと、図書カウンター、雑誌カウンターの係員の手間を取らせてしまう。自分も二度手間になる。しかし、図書、雑誌以外の場所から出る確率は低いため、たまに別の窓口から出るものであることに気がつかないことがある。2箇所以外から出る場合は、画面の文字を太字で大きくしたり、色を変えたりの工夫が必要だろう。

#関門10 資料の複写
#関門10-1 複写の上限
閲覧した資料は有料で複写の依頼ができる。複写できる範囲は、資料の半分以下である。

#関門10-2 複写の指定の紙の印刷
複写を依頼するには、複写を依頼する紙をまず印刷する。複写依頼をコンピュータから対象資料名を指定し、次に印刷機のところに利用者証を置くと印刷が始まる。時々、印刷機のところに利用者証を置きっ放しにしてしまうことがある。

#関門10-3 複写の指定の仕方
複写対象資料名は印刷されているため、複写の範囲を記入し、紙のしおりを開始位置と終了位置に挟み込む。

#関門10-4 複写費用
小さい資料は見開きで1枚として複写できる場合がある。その可否は、窓口に持ち込んで、手続きをする際に、説明がある。A4税抜き24円。
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/data_copyfee.html

#関門11 関西館にしかない資料
博士論文など、関西館にしか所蔵していない資料がある。関西館にはまだ行ったことがない。本館に、関西館に関する相談窓口がある。

#関門12 電子版しかない資料
古い雑誌、書籍で電子版しかない資料がある。ネットに公開されていて、自分のパソコンで閲覧できるものもある。逆に、雑誌で電子資料がある表示になっているが、調べたい年のものが冊子か電子化は個々に当たるしかない。何年からは電子という表示をいたるところにして欲しいと思うことがある。連携図書館で閲覧できるものは、その連携図書館の利用の規定に応じて、閲覧することになる。閲覧時間、複写の可能性の有無など、連携図書館によって違うかもしれない。

#関門13 国会図書館でしか閲覧できない電子資料
古い文献などで、電子資料しかないもののうち、国会図書館の中でしか閲覧できない資料がある。それらは、自分のパソコンでは閲覧できず、館内のコンピュータで閲覧するしかない。
#関門14 マイクロフィルム等しかない資料
電子化が進んでいないマイクロフィルムしかない資料は、指定の場所で指定の機器で閲覧することになる。国会図書館で初めてマイクロフィルムを扱ったが、機器の操作になれるのに数十分かかった。

#関門15 CDなどの電子資料
CD, DVD等の電子資料は、電子資料の閲覧室で、閲覧することができるが、電子的に複写することはできない。電子資料を含む資料は、電子資料は利用しなくても、電子資料室でしか閲覧できない。電子資料室で何と何を利用するか、効率的に行動しないと行ったり来たりの時間が無駄になる。

#関門16 納本制度
#関門16-1 納本の持参
納本する場合には、立ち入り禁止の場所に、納本受付がある。最初に入る際に、案内で確認の上、持参すると良い。手続きは簡単で、日本国内で発行した書籍で、製本の納本について簡単に記載すれば受け付けてもらえる。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/deposit.html

地方自治体の図書館のように、その自治体の住民が発行した書籍の受け取りを、理由を明示せずに拒否するようなことはない。

#関門16-2 電子納本
電子納本の制度は、現在まだ未熟。著者の権利と国民の知る権利との間の均衡を図る方法をより詳細に模索するしかない。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/dbdemo.html

p.s.
この資料は順次追記します。不明な点はお問い合わせください。
https://researchmap.jp/joqab6hk2-1879829/#_1879829

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