錯視日誌 - はじめに -

 
 錯視日誌では、研究、教育、アート,その他のことについて、いろいろなことを書いています。数理視覚科学の研究から生まれた学術的な新しい錯視図形や錯視アートの新作も発表しています。もともとは文字列傾斜錯視日誌という名前で、文字列傾斜錯視自動生成アルゴリズム(新井・新井、特許取得、JST)による作品の発表を中心にしていましたが、文字列傾斜錯視以外の話題が多くなってきたので、名称を「錯視日誌」に変えました。

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2018/03/05

訃報 増田久弥先生

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増田久弥先生の訃報がありました。謹んでお悔やみ申し上げます。
増田先生には、私が86年に東北大学理学部数学科の助手になりましたときから、専門は異なるのですが、たいへんお世話になりました。当時、増田先生は東北大学の教授をされておりました。その後、先生は東京大学、そして立教大学に移られ、再び東北大学に着任されました。そして99年に明治大学に移られました。

今から30年以上も前のことですが、私が東北大に赴任するために仙台のアパートを物色しながら市内を歩いていたとき、たまたま歩道橋の上で増田先生にお会いしました。そのとき仙台にどんな店があるかを教えてくださり、
「むこうの藤崎デパートは仙台の老舗で、何か必要なものがあればそこで買うと良いですよ」
と話されていた光景が今でも鮮やかに蘇ってきます。

先生が編集・執筆された『応用解析ハンドブック』(シュプリンガー東京/丸善)は、単なるハンドブックを超えた本です。少し大判で、ハードカバー。638ページに及んでいます。この本は第1部基礎編と第2部応用編からなりますが、増田先生は第1部を全部執筆されました。この部分は、非線形解析学の非常にわかりやすい教科書になっています。
第2部は8人の方々がそれぞれの専門分野についてサーベイを執筆しています。じつは私もその中に入れてもらっております。東北大の先生の研究室で私の担当部分について打ち合わせをしたのも、もう20年以上前のことです。
昨年、お葉書を頂いたのが私にとって先生との最後の思い出となってしまいました。とても悲しく、残念です。



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