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2018/12/05

応用哲学会第11回年次研究大会シンポジウム「ポピュラー哲学をめぐって」(仮)(2019年4月20日)

Tweet ThisSend to Facebook | by Hiroyuki
2019年4月20,21日に京都大学にて開催される応用哲学会第11回年次研究大会の大会シンポジウムとしてポピュラー哲学に関するシンポジウムを開催します(20日午後の予定)。

「ポピュラー哲学」とは、哲学の専門家が学会で研究発表をしたり、専門書を書いたり、研究論文を公刊したりといった、真理の探求を目指す学問として営まれる哲学とは異なり、主に哲学を専門的に学んだことのない人によって、多様な関心のもとで営まれる哲学を指しています。

2010年に白取春彦『超訳 ニーチェの言葉』が刊行され、大きな話題を呼びました。この本は、それまでのニーチェ受容とは異なり、明るいニーチェ像を全面的に打ち出しているところが特徴的です。本書の成功を受けたかたちで、より多くの読者に向けて書かれた哲学書である「ポピュラー哲学書」が数多く出版されるようになりました。また、ビジネス雑誌で哲学の特集が組まれたり、哲学をテーマとしたテレビ番組が制作されるなど、社会における哲学の需要や受容のあり方もここ十年ほどで変わり、「日常生活で直面する悩みを解決するツール」としての期待が哲学にますます向けられているようにも見えます。

本シンポジウムでは、2010年代のポピュラー哲学の流行を受けて、現在の流行において中心的な著者として活躍されているお二人をお招きして、ポピュラー哲学とはなにか、ポピュラー哲学とアカデミック哲学がよりよい関係を構築し、双方にとってより有益な展開を果たすことができるようになるためには何が必要か、といった点について議論する場にしたいと思います。

パネリストとしてお呼びするのは、『世界一わかりやすい哲学の授業』『世界のエリートが学んでいる教養としての哲学』といったポピュラー哲学書を数多く刊行され、最近では「世界の哲学者に人生相談」といったテレビ番組の制作にも携わっている小川仁志さん、『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』や『まいにち哲学』といった話題書を刊行されているだけではなく、会員制の哲学サロンを運営され、各種メディアでも哲学の魅力を伝えるなど、哲学ナビゲーターとしても活躍中の原田まりるさんです。加えて、本学会会員より、『まんが 哲学入門―生きるって何だろう?』といった著作で、従来のアカデミック哲学にはないスタイルで独自の哲学を展開している森岡正博さんもパネリストとして登壇いたします。

大会シンポジウムは学会会員・非会員問わず、どなたでも参加できます。事前申し込みも不要です。ぜひともお越し下さい。

【大会情報】
応用哲学会第11回年次大会
日時:2019年4月20日(土)-21日(日)
会場:京都大学 吉田キャンパス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/
参加費:正会員2,000円、学生会員1,000円、非会員3,000円

大会シンポジウム「ポピュラー哲学をめぐって」(仮)(20日午後の予定)
パネリスト:小川仁志、原田まりる、森岡正博(五十音順、敬称略)
司会:稲岡大志






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