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2019/05/23

産学連携でパッケージ等開発(心理学者視点から)

Tweet ThisSend to Facebook | by nagaoka

産学連携プロジェクトで、ゼミ生と、鶏のすき焼き缶(茨木市ふるさと納税返礼品)のパッケージ企画、さとふるでの取扱ページの文言作成をしました。

さとふるで取扱されています。
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1076601

なお、このプロジェクトは以下に示すたくさんの方たちとの連携、助成で成功しました。

日本料理 成田家(茨木市):調理、製品作成

村上喜郁先生,朴 修賢先生:マーケティング調査,ブランド開発,製品開発

原田章先生:消費者心理に関わる質問紙調査@ビジネス心理実習合同授業

長岡ゼミ生(3, 4期生の有志。以下の検討をやりました)、2018年度ビジネス心理実習受講生

ベンチャービジネス研究所、茨木市:産学連携スタートアップ支援事業補助金


さまざまな心理学的手法を使いました。

質問紙調査法:弁当購入選択時に消費者が持つ潜在的因子について,約1000人を対象に検討(鶏のすき焼き缶にはたくさんの具材が入っていて、しかも手軽に食べられる、ということで、弁当に近いと言ってもいいので弁当で調査)。学生たちが考えた計30の質問項目から、とてもきれいに5因子出てきました。(これほどきれいに尺度ができることはそれほど多くないので、原田章先生(行動計量学がご専門)と感動しました。)

観察法・面接法:目的は、消費者視点からのパッケージの型の選定。より具体的には、印刷会社からオススメされていたスリーブタイプにするか否か。一般家庭での缶詰収納方法を調査、面接。

KJ法を用いた画像についての検討:弁当ランキング上位80件、缶詰83件のパッケージの絵柄の収集と分析。この後、本製品に合わせて企画。

実験法:一般消費者に仮企画2種から「よい」と思うほうを選んでもらう。(結果、有意に違わなかった。ふるさと納税返礼品であることを考え、現在のものを採用)

テキストマイニング:弁当、缶詰のサイト計155個のコピーと説明書きの収集と分析。その後に本製品に合わせて作成。


 

やりながら学んだこともたくさんあります。

「産」の方では途中で方針が大きく変わることがときどきある、と思っておくほうがよい

研究者は途中で方針を大きく変えることはほとんどないので、途中で方針を変えられるとびっくりしますが、ある程度方針の変更はつきものなのだろうと思います。

個人でやっているデザイナーさんを何人か知っておくとよい

印刷会社に所属のデザイナーさんにはオーダーが通りにくいことがあります。そして、個人でやっているデザイナーさんにはそれぞれ得意なところがあるので、それに合わせてお願いするのがいいでしょう。



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