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2019/09/18

100年ほど前のアリコマ山上の氷河

Tweet ThisSend to Facebook | by akutsu
明治時代のペルー移民関係の資料を読んでいて「アリコマ山上の氷河」という写真が目に留まりました。



画像出典:JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B16080774600(第83・84画像目から)、1.秘露国本邦移民事情報告書 明治四十四年/分割2(外務省外交史料館)

ペルーの氷河や山上湖についてWeb検索してみると「Laguna 69」という美しい湖が観光名所になっているらしいことがわかりました。氷河は岩の上の方にしか見えませんが、件の写真とよく似た風景で、ボートに乗って岩に近づいて撮影すれば、ほぼ同じ構図になりそうです。ただし、アリコマ山からはかなり遠い場所になりますし、右側の山の高さや岩肌の筋の入り方もかなり異なっているので、この場所はやはり違うのかな・・・ということで、もう少し調べてみることにしました。

「Aricoma」と「lake」をキーワードにして検索したところ、海外の方の公開アルバム岩肌がばっちり一致する写真を見つけました。地球温暖化の影響なのか、現在では「氷河」は見る影もなくなってしまっていますが・・・

さらに調べてみると、1900年頃に撮影されたらしい、ほぼ同じ構図の古い写真(345ページに掲載)もありました。こちらの写真では氷河を確認することができます。当時の人達は、まさかこれだけの氷河があと100年ほどで溶けてなくなってしまうとは思ってなかったでしょうね。

(2019年9月20日追記)
恐らくこの場所からカメラを北側に向けて撮影したものと思われます。(こちらの別の地図で見ると、湖の形がより分かりやすいです。「Aricoma Chico」という湖から少し北東に行った場所(名前が表示されていない湖)です。)海外の他の写真に写っていた看板によれば、撮影地点の標高は4815mとのことで「abra aricoma」と「4815」で検索すると類似の写真が複数出てきます。
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