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2019/10/19

RADIOISOTOPES誌:これはまともな論文審査か 34

Tweet ThisSend to Facebook | by 辻村憲雄
> 気象庁による海水の全ベータ放射能観測について,測候時報(2008)

この論文は,1955年から2006年までのデータをとりまとめているので,チェルノブイリ事故についても触れている。
その中で,核実験フォールアウト用にもともと開発された測定法を原子炉事故に適用するにあたっての問題について言及している。
これは,編集担当委員自らが,日本共産党中央委員会理論政治誌『前衛の中で述べていることと同じ。
もっとも『前衛』でとりあげているのは,チェルノブイリ事故ではなく,東電事故だが

要するに,そんな風な,具体的には現在の東電事故に関連することを
当方の論文にも書かせたくて書かせたくて書かせたくてしょうがないので
「今日的意義を書け」
と要求したわけだ。

上の論文の場合,チェルノブイリ事故が観測期間中に起こっているので,それに関連することを書かない方が不自然だ。
ところが,私の論文は,未整理だった1954年のデータを発掘してきて,科技庁マニュアルでの測定条件(この場合は1963年版以降)に合わせて,
核実験全盛時の観測結果と比べたというもの。
しかも,海水ではなく降水だ。
チェルノブイリ事故とも東電1F事故とも何の接点もない。

いったいどういう論理で「今日的意義」が必須だなどと言うのか答えてみよ。
そして,「今日的意義」を書くとどうして「今何故ビキニを取り上げるか」が分かると言うのか答えてみよ。
そして,今日的意義の記述等必要ないとして拒否すると,
「今日的意義を書いてないので,今何故このデータを出すのか分からない」などと言う掲載否理由をでっち上げる。
RADIOISOTOPES編集委員会(編集委員長:勝村庸介)は,この編集担当委員によるこんなデタラメ審査をいつまで擁護し続けるのか?


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