2021年4月 - 2024年3月
複雑系モデルを用いた持続可能な都市交通政策の組み合わせの提案
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
交通機関の多様化が進展し、公共交通ではLRT・BRT・連節バスなど、自動車交通ではEV・超小型モビリティなど、パーソナルモビリティでは電動キックボードなどが観測される。本年度は、これらの中で、主に超小型モビリティ・BRT・電動キックボードに着目し、走行特性の分析・利用可能性の検討を行った。
電動キックボードは、2022年4月19日に道路交通法の改正案が衆議院で可決され、「特定小型原動機付自転車」として位置付けられる予定である。本年度は、大阪市内で実施されているシェアリングサービス実証実験の車両を用いた調査を行った。安全に利用するためには、自転車通行帯の整備および通行帯上の路上駐車の排除が必要である。また、アンケート調査結果からは、電動キックボードのシェアリングはシェアサイクルと比べると利用可能性は低い結果となった。
BRTは、大阪市内で運行されている「いまざとライナー」について分析を行った。パーソントリップ調査結果・アンケート調査結果から、いまざとライナーの利用可能性を検討した。また、GPSを用いて走行状態を分析し、改善点の検討を行った。
超小型モビリティについては、環境負荷量の検討などを行った。道路交通センサスの調査結果では、乗車人数が1人の移動が多数あり、小型車両の利用可能性が示された。また、超小型モビリティは電気自動車であるが、発電方法により環境負荷量は大きく相違する。このため、電気自動車の普及には、環境負荷量の少ない発電方法が必要である。
今後は、これらの各種交通機関の検討結果を基に、MAS(マルチエージェントシミュレータ)を構築し、各種交通機関の組み合わせの検討を行う予定である。
電動キックボードは、2022年4月19日に道路交通法の改正案が衆議院で可決され、「特定小型原動機付自転車」として位置付けられる予定である。本年度は、大阪市内で実施されているシェアリングサービス実証実験の車両を用いた調査を行った。安全に利用するためには、自転車通行帯の整備および通行帯上の路上駐車の排除が必要である。また、アンケート調査結果からは、電動キックボードのシェアリングはシェアサイクルと比べると利用可能性は低い結果となった。
BRTは、大阪市内で運行されている「いまざとライナー」について分析を行った。パーソントリップ調査結果・アンケート調査結果から、いまざとライナーの利用可能性を検討した。また、GPSを用いて走行状態を分析し、改善点の検討を行った。
超小型モビリティについては、環境負荷量の検討などを行った。道路交通センサスの調査結果では、乗車人数が1人の移動が多数あり、小型車両の利用可能性が示された。また、超小型モビリティは電気自動車であるが、発電方法により環境負荷量は大きく相違する。このため、電気自動車の普及には、環境負荷量の少ない発電方法が必要である。
今後は、これらの各種交通機関の検討結果を基に、MAS(マルチエージェントシミュレータ)を構築し、各種交通機関の組み合わせの検討を行う予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K04307
- 体系的課題番号 : JP21K04307
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Journal of Traffic and Transportation Engineering 12(1) 1-10 2024年1月 査読有り筆頭著者
講演・口頭発表等
3-
第39回ファジィシステムシンポジウム 2023年9月6日
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World Conference on Transport Research 2023 2023年7月20日
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第37回ファジィシステムシンポジウム 2021年9月15日