基本情報

所属
東京学芸大学 教育学部 教育心理学講座 教授
学位
博士(教育学)

J-GLOBAL ID
201101045216883349
researchmap会員ID
B000000970

説明的文章の読解を核として,理解と表現を含むリテラシーの実態解明と指導方法の開発を行なっています。

●説明文読解における読解方略の構造とその指導
読解方略の構造の明確化と,それを踏まえた方略指導法の開発を行なって「相互教授法」の開発や教室場面への応用,アセスメントの重要性を示す論文としてまとめました。「読むこと」だけに閉じるのではなく,表現活動を含んだリテラシーとして捉え,プロセスや指導方法を検討や実践,評価枠組みと支援システムの開発に取り組んでいます。

●さらに発展的な読解へ
日常生活のなかでは,「ひとつの文章をよく読んで理解する」読解だけでなく,時には矛盾を含む複数の文章を読む,物語を楽しむ,など様々な読解場面があります。こうした多様な読解について,その読解プロセスや,よりよく読むための方略を考えています。
また,テレビやSNSなど,新しいメディアを用いた読解では,「文字を読む」だけでなく,動画や図,口コミなどの情報をうまく使うことも必要です。どのような「リテラシー」が必要なのでしょうか。読解という観点から,新しいメディアでの学習のプロセスを研究しています。

●よりよい意思決定のための読解へ
読解の目的も「理解」することにとどまりません。様々な情報を踏まえて,自分にとってよりよい判断をしたり,適切な態度を形成することも重要です。たとえば,誤りを含む文章は,受容(理解)せずに拒否する必要もあるでしょう。意思決定や態度構築も含めて,新しい読解の課題として取り上げています。


受賞

  2

論文

  33

書籍等出版物

  13

講演・口頭発表等

  15

MISC

  66

共同研究・競争的資金等の研究課題

  10