2021年4月 - 2026年3月
21世紀に求められるリテラシーの標準テストの研究と開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
コロナ禍による学校一斉休業の影響により、リテラシーテストを2021年度内に実施することはできなかった。一方、児童の「学びの基本スキル」に与える一斉休業の影響の調査を東京都の2区の協力を得て、一斉休校直後と半年後の2回実施した。これらの調査の目的は、コロナ禍による学校一斉休業が児童の学びの基本スキルに与えた影響を評価することであり、具体的には、視写の正確さや速さ、時計や定規・コンパスなどの算数の道具の使い方の習熟度、説明文の理解などから成る。休業直後と半年後の時間的な変化や、学校レベルでの差異、教育環境への影響などを調査し、各自治体にフィードバックした他、学会等で発表を行った。
2022年度に延期したリテラシーテストについては、1大学4高校の協力を得て実施した。第一回目の仕様としては、被験者が既習である中学校の理系および文系の教科書の見開き2ページの中から、4つの設問に対して制限時間内に文で答えることを求めるものである。結果について被験者および協力校と共有した上で、現在、統計分析を続けつつ、仕様の妥当性について月一回の定例会議において議論している。本研究に関連するリーディングスキルテストに関する知見については、国際学会で発表予定である。
2022年度に延期したリテラシーテストについては、1大学4高校の協力を得て実施した。第一回目の仕様としては、被験者が既習である中学校の理系および文系の教科書の見開き2ページの中から、4つの設問に対して制限時間内に文で答えることを求めるものである。結果について被験者および協力校と共有した上で、現在、統計分析を続けつつ、仕様の妥当性について月一回の定例会議において議論している。本研究に関連するリーディングスキルテストに関する知見については、国際学会で発表予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21H04416
- 体系的課題番号 : JP21H04416
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
ICME-15 2024年7月 査読有り筆頭著者
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Proceedings of the 45th Annual Cognitive Science Society Meeting (CogSci 2023), poster 2023年7月 筆頭著者