共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年7月 - 2020年3月

国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
16KT0084
配分額
(総額)
13,260,000円
(直接経費)
10,200,000円
(間接経費)
3,060,000円

本研究の目的は、国際ボランティアが活動地域にもたらす変化と、それがグローバル市民社会の形成に及ぼす影響について分析することである。そして日本の青年海外協力隊(協力隊)を事例に取り上げ、社会関係資本(SC)、キャパシティ・ディベロプメント(CD)、感情共同体という3つの概念を導入して、さらに政治理論・思想史の立場からも考察を行う。また帰国したボランティアの進路についても検討を行う。30年度の実績概要は以下の通り。
① 各研究分担者が自身の研究テーマに沿って、調査を行い、先行研究の整理、分析アプローチの構築を行い、事例分析を開始した。
② 研究代表者と分担者の間で数回にわたり打ち合わせを行い、それぞれの調査・研究の進捗について議論を行った。また研究代表者は、学振主催の科研交流会に参加したほか、開発分野の専門家を招聘し、意見交換を行った。
③ 海外調査については、研究代表者や分担者がオランダ・アムステルダムでの国際学会(ISTR)やカナダ・モントリオールでの国際ボランティア会議(IVCO 2018)に参加し、研究発表を行ったり、シドニー工科大学、カーティン大学、イリノイ大学などの海外の研究者との交流を進めた。
④ 2018年6月に青年海外協力隊の研究書の刊行セミナー、19年1月にJICA研究所と金沢大学の共催で研究セミナーを開催するなど、研究成果を積極的に発信した。
以上の研究実績の一部は、後掲の通り、論文、学会発表、書籍の形で発表された。

ID情報
  • 課題番号 : 16KT0084

この研究課題の成果一覧

論文

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