講演・口頭発表等

ホットセル内高温高圧水中IASCC試験装置の運転

平成18年度弥生研究会「研究炉等の運転・管理及び改良に関する研究会」
  • 柴田 晃
  • ,
  • 近江 正男

開催年月日
2007年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東海
国・地域
日本

軽水炉の炉内構造物は、高いレベルの中性子・$\gamma$線の照射と高温高圧の水による腐食という厳しい環境に曝される。長い間、原子炉を運転すると、これらの複合的な影響で「照射誘起応力腐食割れ(IASCC)」による損傷を生じる可能性がある。高経年軽水炉において、IASCCは軽水炉を長期運転するうえで重要な課題となっており、日本原子力研究開発機構ではこの課題を克服するため、外部機関と協力して、IASCCのメカニズム解明や発生・進展特性に関する研究を総合的に進めることを目的として、平成14年度から材料試験炉(JMTR)ホットラボに遠隔操作型のIASCC試験装置を整備し、平成15年度よりJMTRで照射された高放射線量の試験片を用いたき裂進展試験を実施している。本報ではJMTRホットラボ施設におけるIASCC試験装置の概略と実際の試験の運用,現在の課題について述べる。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5007428