基本情報

所属
国立国語研究所 教授
一橋大学大学院言語社会研究科 連携教授
学位
博士(文学)(2008年2月 早稲田大学)

研究者番号
40313449
J-GLOBAL ID
201101050185761642
researchmap会員ID
B000003731

外部リンク

北海道大学中退後、理転に失敗して入学した一橋大学で、何をしてよいかわからずに門を叩いたのが、日本語教育を専門にする松岡弘ゼミでした。大学院は早稲田大学に移り、中村明ゼミで日本語学についての手ほどきを受けたあと、一橋大学に戻り、16年間日本語教育の現場に立ちました。
2015年4月、国立国語研究所に移り、日本語教育を研究することに集中するかたわら、連携先である一橋大学で、大学院生の指導を続けています。
今、関心のあることは、「聞く」「話す」「読む」「書く」という四技能の処理過程です。

①「聞く」聴解過程:なぜ人は、音声を聞くと意味や意図が理解できるのだろうか?
②「話す」発話過程:なぜ人は、何も見ないで話を続けられるのだろうか?
③「読む」読解過程:なぜ人は、文字列から豊かな意味を即座に引きだせるのだろうか?
④「書く」作文過程:なぜ人は、考えていることを次々に文字に変換できるのだろうか?

といった、脳内で人間が言葉を瞬時に処理できる仕組みと、それを日本語学習者がどのように習得していくかに関心があります。
最近は「やさしい日本語」が注目を集めていますが、私はむしろ「難しい日本語」、とくにアカデミックな日本語とビジネスの日本語に興味があり、超級学習者や日本語母語話者に日本語を教えるということを視野に入れつつ、研究を進めています。

論文

  68

MISC

  34

書籍等出版物

  58

共同研究・競争的資金等の研究課題

  33