2017年4月 - 2020年3月
早期DNA損傷修復機構に基づく胆管生検試料における確証的な良悪性判定評価法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
胆管上皮の組織生検材料は、サイズが非常に小さいことや、胆管炎による影響により、良悪性判定が困難となる場合がある。本研究では、胆管生検組織を用いた免疫組織化学において、focal staining patternを呈する核内γH2AX(DNA損傷マーカー)発現は、胆管生検における癌・非癌を鑑別する有用なマーカーになる可能性が示唆された。また、胆管生検組織を用いた二重蛍光免疫組織染色により、γH2AXおよび53BP1(DNA損傷修復因子)の核内共局在率は、胆管生検試料の組織学的良・悪性鑑別に有用である可能性が示唆された。
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- 課題番号 : 17K10691
- 体系的課題番号 : JP17K10691