2007年9月
「発展途上国経済の特殊要素モデルと直接投資の受入れ効果」
『現代国際貿易の諸問題』(勁草書房)
- 開始ページ
- 171
- 終了ページ
- 184
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 論文集(書籍)内論文
論文『多様な貿易パターンと補完性並びにフラグメンテーションに関する研究ノート』のモデルで行った分析を、より精緻に展開したもので、外国資本の導入が資本受け入れ国の要素分配にどのような影響を及ぼすことになるかを分析している。その結果、熟練労働集約的な産業の資本労働比率が、未熟練労働集約的な輸入財産業の資本労働比率よりも小さい場合は、賃金格差が縮小することを、逆の場合は逆であることを導き出している。