論文

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2016年1月

3次元有限要素法を用いた即時垂直荷重時に皮質骨の厚みがインプラント周囲骨に発生する応力に与える影響の解析

日本歯科先端技術研究所学術会誌
  • 石川 昌洋
  • ,
  • 仲西 康裕
  • ,
  • 廣瀬 由紀人
  • ,
  • 三嶋 顕
  • ,
  • 富田 達洋
  • ,
  • 永山 正人
  • ,
  • 越智 守生

22
1
開始ページ
11
終了ページ
14
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本歯科先端技術研究所

三次元有限要素法を用いた即時垂直荷重時に皮質骨の厚みがインプラント周囲骨に発生する応力に与える影響について検討した。皮質骨と海綿骨の単純2層のモデルを構築した。有限要素モデルは、有限要素解析ソフトを用いて下顎骨をベースとし、インプラント体STLデータを追加構築することで有限要素モデル化した。インプラント体は骨モデル上部中心に垂直に設置し、埋入深度はインプラント体上面と下顎骨上面が一致する位置に構築した。骨とインプラント体はオッセオインテグレーションを想定した接点共有の完全接着状態(BONDモデル)と、インプラント体埋入直後に荷重を負荷する即時荷重を想定した摩擦係数0.33(GAPモデル)の2条件とした。皮質骨の厚さが2.0mmの場合、インプラント体頸部は逆テーパーだと即時荷重時の相当応力を軽減できた。GAPモデルでは、BONDモデルと比較し、インプラントの先端部周囲骨の平均相当応力が増加した。皮質骨の厚さが1.0mmの場合、2.0mmの場合と比較して先端部応力が増加した。

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