2020年11月30日
Flexible reservoir flood control using a reverse routing method with a kinematic wave equation
Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering)
- ,
- 巻
- 76
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_847
- 終了ページ
- I_852
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejhe.76.2_I_847
- 出版者・発行元
- 土木学会水工学委員会
(運動学的波動方程式を用いた逆ルーティング法による柔軟な貯水池洪水制御)
近年、集中豪雨による洪水が頻発していることから、貯水池の運用は、あらかじめ定められた洪水調節ルールに従うのではなく、洪水発生時に下流域の被害を軽減するために柔軟に対応することが求められている。本研究では、河川流量の後方シミュレーションを用いた新しい貯水池制御オプションの決定方法を提案する。降雨流出モデルから得られた河道への側方流入の時系列データを用いて、運動学的波動方程式を用いた逆方向ルーティング法を実施した。吉野川にある早明浦ダムを対象に2つのケーススタディを行った.提案した手法は、支流や丘陵斜面からの流入量とタイミングを考慮し、下流の洪水水位を制御するためにダムから放流する水量を決定するのに有効であることが確認された。
近年、集中豪雨による洪水が頻発していることから、貯水池の運用は、あらかじめ定められた洪水調節ルールに従うのではなく、洪水発生時に下流域の被害を軽減するために柔軟に対応することが求められている。本研究では、河川流量の後方シミュレーションを用いた新しい貯水池制御オプションの決定方法を提案する。降雨流出モデルから得られた河道への側方流入の時系列データを用いて、運動学的波動方程式を用いた逆方向ルーティング法を実施した。吉野川にある早明浦ダムを対象に2つのケーススタディを行った.提案した手法は、支流や丘陵斜面からの流入量とタイミングを考慮し、下流の洪水水位を制御するためにダムから放流する水量を決定するのに有効であることが確認された。
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- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejhe.76.2_I_847