115. 気候変動と文明の盛衰

地学雑誌

小泉格

巻: 116
号: 1
開始ページ: 62
終了ページ: 78
記述言語: 日本語
掲載種別: 研究論文（学術雑誌）
DOI: 10.5026/jgeography.116.62
出版者・発行元: Tokyo Geographical Society

過去1.5万年間を通じて海水準が高く，黒潮や対馬暖流が強く流れていた時期は太陽エネルギーの出力が強く，黒点数が多い温暖期に対応しており，その影響が日本歴史の背景にある．一方，過去6500年間の表層海水温を1000年後まで延長すると，1900年から始まった小氷期後の温暖期が終わりつつあり， 250年後には第二小氷期並になる．自然環境の寒冷化傾向の中で人間活動が放出する二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化が加速されることで，異常気象が頻発している．

リンク情報

DOI: https://doi.org/10.5026/jgeography.116.62
CiNii Articles: http://ci.nii.ac.jp/naid/10025675709
CiNii Books: http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00322536
URL: http://id.ndl.go.jp/bib/8860929
URL: https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00296231348?from=CiNii

ID情報

DOI : 10.5026/jgeography.116.62
ISSN : 0022-135X
CiNii Articles ID : 10025675709
CiNii Books ID : AN00322536

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