2011年4月 - 2016年3月
地域社会と民俗服飾-質的分析によるフォークロリズムに関する地域・分野横断的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 23510329
- 体系的課題番号
- JP23510329
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,330,000円
- (直接経費)
- 4,100,000円
- (間接経費)
- 1,230,000円
- 資金種別
- 競争的資金
近代化のなかで消滅に瀕していたアジアの民俗服飾が、第二次世界大戦後の開発政策の導入期に再発見され復興してゆく過程を明らかにした。また創出の過程で、どのような人的な働きかけやメディアの関わりが駆使されたのか。伝統的様式への近代的な諸制度の配置のなかで、織物にどのような言説が付与され、錯綜し、剥離していったのかを明らかにした。さらに生成する背景、その資源として存在した文献・実物資料と、それらを再解釈して歴史を構成しようとする地方史の編纂活動の存在にも注目した。再発見の過程で生じた象徴を巡る産地間での競合を通じて、逆に織物の由来や歴史についての言説は、一貫した「歴史意識」と物語性を獲得していった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23510329
- 体系的課題番号 : JP23510329